スリランカの子どもたちの里親になる「Team851」仲間大募集!!!

NPO HAPPY NEW EARTH 副理事長の林 真市です。

スリランカの里親についてご案内する前に、私のことを少しお話させていただいてからスリランカ支援のご案内を致します。

《スリランカへの想い》
私は海外旅行専門の旅行会社の代表です。カンボジア、スリランカ、インド、ブータン、スペインなどのツアーを企画し、特にスリランカはメインのひとつとして旅の企画をしていました。お客様と一緒にスリランカに旅行するときに、必ずお伝えすることがあります。

それは、第二次世界大戦で敗戦した日本が戦後復興するときに、スリランカに救われたこと。

サンフランシスコ講和会議において、スリランカ代表のJ.R.ジャヤワルダナ大統領(当時は大臣)は日本に対する戦後損害請求の権利を放棄し、戦勝国で日本を分割統治するのではなく、日本が独立国家として存続するよう、仏陀の言葉を引用してこう訴えました。

「Hatred ceases not by hatred, but by love」

人はただ愛によってのみ憎しみを越えられる。人は憎しみによっては憎しみを越えられない。

演説によって日本が独立国家として再スタートができた、という単純な話ではもちろんないかもしれません。しかし、敗戦国の日本の背中を大きく押してくれた出来事であったことは間違いありません。

戦後最初に外交を結んだのもスリランカです。

このお話をするとほとんどのお客様は初めて聞いたとおっしゃいます。でも多くのスリランカ人はJ.R.ジャヤワルダナ大統領の演説のことを知っています。

私は、たくさんの日本人にスリランカの魅力を伝えると共に、日本を救ってくれたスリランカの話は日本人なら誰でも知っているよ!という未来にしたいのです。

もうひとつ最近知ったことがあります。コロンボのカナッテ共同墓地には慰霊碑があります。
慰霊碑には第二次世界大戦中大日本帝国海軍の戦死者をスリランカの方々が丁重に供養されたと書かれています。
自分たちの国を攻めてきて空爆をした兵士の遺体を丁重に埋葬してくれたスリランカ国民の心の在り方に私はとても感動しました。

スリランカのことを知れば知るほど、いつか自らの手でスリランカに恩返しをしたいと考えてるようになりました。NPO HAPPY NEW EARTHのメンバーになった大きな理由のひとつです。​

スリランカ里親プロジェクトの窓口になるきっかけ

コロナウィルスの影響によりスリランカに行けなくなり、信頼している優秀なガイドも仕事を失いました。今でもお互い連絡を取り合う中で、最も頼りにしているガイドのマンジュラさんから相談がありました。

「スリランカの村で1151人の子どもたちをサポートするプロジェクトがあります。里親になったり、通学用の自転車をプレゼントしたり、植林しています。
里親プロジェクトは2022年1月から開始する予定で里親になってくれる人を探しています。
美しい村の自然を残しながら、貧富の差をなくし、勉強するチャンスを与えたり、健康管理にも力を入れている素晴らしいプロジェクトです。

​私もガイドの仕事ができなくて大変ですが、たくさんの日本人の友人に助けられてスパイスのお店をオープンしたり、なんとか生きていけます。でも私のようにラッキーな出会いがない人もたくさんいます。コロナウィルスの影響で困っている人がたくさんいます。私はその人たちのために何かしたいのです。是非日本のみなさんにこのプロジェクトを紹介してくれませんか?」

私は、スリランカに恩返しするチャンスがきた!
と思いました。

マンジュラさんからプロジェクトの内容や里親になる条件など詳しく話を聞くと、毎月約2,000円を海外送金で振り込まないといけないような、日本からサポートすることが難しい条件でした。
恐らく、このまま情報を発信しても誰もサポートできません。
そこで、NPO HAPPY NEW EARTHでは、日本からスリランカの素敵な活動を応援しやすい体制をつくり、パーナム村の里親プロジェクトの受付窓口になることを決めました。

里親プロジェクトの活動や報告について

パーナマ村のプロジェクトはNPO DAHAM PAHANAが運営しています。

パーナマプロジェクトの概要はこちらからご確認いただけます。
CHEERFUL PANAMA IN HIDDEN PARADISE(英文PDFファイル)

里親プロジェクトの月額2,000円は主に文房具や制服など学校に通うために必要な購入資金になります。将来職業の選択ができるようにパーナム村のプロジェクトでは英語教育とテクニカルセンターでのIT授業にも力をいれています。優秀な英語教師を村外から雇ったり、パソコン購入など設備の費用にも使わせていただきます。生活が苦しい家庭、衛生面で問題がある家庭のサポートも必要に応じて行います。月額2,000円をどのような割り当てでサポートするかは運営団体のNPO DAHAM PAHANAが決定します。

対象となる1151人の子どもは8歳~10歳の小学生です。対象となる子どもたちが高校を卒業するまでサポートすることを目指しています。
今回の里親プロジェクト月額2,000円は海外送金の手数料、カード決済の手数料を除き、NPO DAHAM PAHANA、NPOHAPPY NEW EARTHともに活動費は含まれておらず、送金にかかる手数料以外は全額パーナム村の子どもたちのために使わせていただきます。

村の美しい自然を守るための移動手段として、通学用自転車をプレゼントするプロジェクトや植林活動は、里親とは別のプロジェクトになります。自転車はあと1,100台ほど必要です。
植林活動は村の先生やスリランカ国内のスポンサーで1,200本の木を植え終わりました。

NPO DAHAM PAHANAからの希望で里親のプロジェクトは1年単位でのお申し込みになります。里親になった方は自分の子供たちの情報にアクセスしたり、写真を送ったり、海外旅行が再開された後には、スリランカで実際に会って交流できるような企画も検討しています。

里親になった方のご希望に添えるようNPO HAPPYNEW EARTHも全力でサポート致します。

里親支援ともうひとつ、通学用の自転車をプレゼントするサポーターも大募集します!

1151人のうちまだ里親がいない子供たちが851人います。まだ里親が見つかっていないこどもたち851人を応援したいという願いを込めて、今回のスリランカ里親プロジェクト名を「Team851」にしました!

Team851の一員になって、
「スリランカありがとう!」
「日本はスリランカのことが大好きだよー!!!」
と伝えませんか?

応援どうぞ宜しくお願い致します!!!

「Team851」スリランカ里親コース

「Team851」スリランカ通学自転車応援コース